民主党、党大会で参院選1次公認候補の発表を見送り(産経新聞)

■代表・幹事長の記者会見もなし 疑惑のさなかでタイミング悪い?

 民主党は16日に東京都千代田区の日比谷公会堂で開催する平成22年度定期党大会で、予定していた夏の参院選の第1次公認候補の発表を見送る方針を固めた。候補者調整が終わっていないことが表向きの理由だが、東京地検特捜部が小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる一連の疑惑の捜査を進めている時期に発表するのは得策でないとの判断が働いたもようだ。民主党は、党大会終了後の鳩山由紀夫首相(党代表)か小沢幹事長の記者会見も取りやめた。   (坂井広志)

 関係先の家宅捜索を受けた13日以降、名古屋、大阪両市を訪問していた小沢氏は15日午後、伊丹空港発の全日空機で羽田空港に到着した。その後、車に乗り込み、東京・元赤坂の個人事務所に入った。同日夕には2日ぶりに国会内の幹事長室に入り、海江田万里選対委員長代理、松宮勲福井県連代表らと面会した。

 この日も参院選対策に没頭した小沢氏だったが、自身の疑惑が影響して、民主党は翌日の党大会では参院選の第1次公認候補の発表を見送る異例の事態となっている。

 民主党は昨年12月29日に内定した比例代表の公認候補11人を含めて、党大会で1次公認を発表する方針だった。先送りとなったのは「複数区には複数の候補者を擁立する」という党の方針が、現職や県連の抵抗で思惑通り進んでいない事情がある。

 石井一選挙対策委員長は14日、首相官邸で鳩山首相に候補調整を報告。その後、記者団に「70人を超える候補者が内定したが、ここを出して、ここを出さなければハレーションが起きる。かといって(内々に)決まっている人は早く(公認発表を)してほしいという。悩ましい」と述べた。

 だが理由はこれだけではない。

 選対幹部は今の時期の発表には「メリット、デメリットがある」と話す。参院選の指揮を執る小沢氏が疑惑の渦中にあっては、候補者を発表しても士気は上がらないからだ。特捜部の捜査の行方を見てから発表した方がメディアの扱いが大きくなっていいという計算もありそうだ。

 さらに党大会恒例の代表(首相)会見は「日程調整がつかなかった」(奥村展三総務委員長)ことを理由に中止し、それに代わる幹事長会見も開かないことになった。

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